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| 私の釣り歴−2− |
| 2003/9/1 |
| 小学4年のとき、市内に移転した。 釣り場が、主として関門海峡となった。 そのころには、竿も1本買ってもらった。 竹の3本継である。100円もしなかったと思う。子供に100円の遊び道具を買ってくれる親はいなかった時代だから・・・。 それで、5円もらって、魚市場に行き、小エビを一握り買って、岸壁(下関商港)に夏は小アジを釣りに行った。 秋は、バスに乗って遠い砂浜に、何か知らんが釣りに行き、大きなハゼを釣ったことがある。 また、イカ釣り具を自分で作ったりした。今でも憶えているし、作れる。 それは、モドリのない^i^形をした鉤を釣り具屋で買って来て、ローソクの火であぶって曲げる。どう曲げるかというと、タコテンヤを見たことがある人ならすぐに判ると思うが、買った鈎は平面的だからこれを立てるのである。グー、チョキ、パーのチョキの指を内側に曲げるように。 それから、どこかで鉛を拾って来て、これをカナヅチで巾1p前後、長さ7〜8p、厚さ3〜5oくらいに叩いて成形する。次に、竹片を拾って来て、これも、鉛と同様に成形する。但し、竹片には、長端に穴をあける。(釣り糸と結ぶ為)。 この鉛(下)と竹片(上)の間に、鈎の曲がってない部分を入れて、鉛と竹片を針金などでぐるぐるにしばる。その場合、鈎の部分は竹片をおおうように曲がっていなければならない。 釣り方は、竹片のうえに、エビ又はイワシを乗せて、これを糸でしばって、竹片にあけた穴に道糸を結んで、道糸は、タコあげに使うような糸巻きに50〜100m巻いておく。 いざ、釣るときは、右利きの人は、右手にエサ付きの仕掛けを少々糸をたらして持ち、左手に糸巻きを持って、右手で仕掛けをグルグル回して、ハンマー投げのように放り投げる。 子供でも50m位は飛ぶ。 仕掛けが着水し、やがて着底する。 鉛が下でエサが上になっており、鈎はこれにかぶさるような形になっている。そこに、イカが、触手を伸ばしてくる。はじめは、チョンチョンと、そこで合わせてはいけない。ちょっと、気を引くように、仕掛けを引いてやると、乗ってくる。そのときに合わせる。合わせたら、鈎にモドリがないから、道糸を、タルませないようにしてたぐる。釣りあげたら、スミをふきかけられないよう、すぐには近づかないこと。 中学2年のとき、また転居した。 郊外の川のすぐ傍であった。 喜んだのは、不肖私一人であった。 そこで、川釣りを憶えた。 下流だったから、渓流はやっていない。(大人になって、渓流をちょっとだけやったが、上流も下流も同じと思う)川は、地域的に狭いから、ここは、どういうとき、(雨のとき、晴れのとき、季節の違いなど)何が釣れるということが少しずつ分かって来、自分のテリトリィ(といっても、半径300mくらいだが)内においては、大体のことが分かった。(すべてのことは、永遠に分からない)だから、釣りをやってボウズ(1匹も釣れないこと)は皆無であった。雨上がり、あそこは釣れると思い、行って、ヒゴイを釣った。野性のヒゴイが居るとは思わなかった。きっと、どこかの庭の池から逃げて来たのだろう。 そのころ、釣った魚で、いまだに何という魚か判らないものがある。魚類図鑑で調べたが、どこかが違うのである。 体長は小さくても20pはあった。背は濃いブルー、腹は赤に近いピンク、そして、アゴの回わりは小石のようにブツブツした部分があった。 引きは強烈であった。 多分、ハヤ(関東ではウグイ)と思うのだが、図鑑でみると、ウグイの婚姻期の色彩と、ちょっと違うし、つらがまえとヒレの形が違う。 炎天下の浅瀬で、彼は、小さなメスを従え、回わりを囲まれていた。 鮭やヤマメは、オスはメスに従う。1匹に2〜3匹のオスが従う。だから、彼ではなく彼女だと思われるが、彼というにふさわしいものがあったのである。 彼を見たのも、釣ったのも、3年の間であって、すぐに姿を消した。 農薬のせいである。ホタルも同じ運命であった。 最初の夏、ホタルは無数に飛びかい、部屋の中にも入って来た。 次の年は、まばらとなり、3年目にはほとんど見なくなった。 私の釣り歴を中学生まで書いて来て、それは、今はやりの「危機管理」や「地球汚染」に関係していると知った。 川の汚染は、あんな田舎の川でもその進行速度は非常に早かった。 あの幻のハヤもホタルも3年ほどで居なくなった。また、いつもエサとしていた川の小エビも同じく姿を消した。その後は、ミミズをエサとしていた。ついでに、我が愛犬ムクも、農薬散布直後の田のあぜを流れる水を飲んで姿を消した。この犬は、魚を獲っていた。我が家の裏手がすぐ川で、そこは堰だった。段差があって、下流から上流にコンクリの傾斜があり、そこを魚が逆上るので、待っていて、くわえるのである。 |
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